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印刷した校正紙の上に置いたレーザー刻印のサペリ材ホテルカードキー。背後のノートパソコンには同じカードの3D校正を表示
業界情報 ·

生産前にホテルカードキーを校正する当社の手順

8分で読めます
承認書類
工場の校正紙PDF、表裏を原寸で表示
3D校正
専用リンクで回転、反転、X線表示、レイヤー表示
対象製品
PVC、再生PVC、木製、PPH BioBoardのカード、キーフォブ、スリーブ
生産開始
校正紙を書面で承認いただいた後のみ

ホテルカードキーの校正とは、工場が生産に入る前にカードのすべてを確定する書類です。原寸の両面デザイン、素材と厚さ、チップ、そして箔押し、UVインク、レーザー刻印といった各仕上げが含まれます。PrintPlastでは、お客様の書面による承認がない限り、何も生産に入りません。2026年からは、同じ校正にもう一つの表示を加えています。完成したカードのインタラクティブな3Dモデルで、ブラウザ上で回転、反転、X線表示ができます。

デモを開くと、お届けする内容をご確認いただけます。レーザー刻印を施したサペリ材カードキー500枚の、実際に校正された状態です。ドラッグで回転、ダブルクリックで反転し、校正紙のタブに切り替えると、元になったPDFを確認できます。

フォーマット、素材、厚さ、チップ、仕上げを記載した仕様パネルと、レーザー刻印のロゴが入ったサペリ材カードを表示した3Dホテルカードキー校正

厚さ1.8 mmのサペリ材カードキーの3D校正。右側の仕様パネルは、工場の校正紙から直接読み取ったものです。

カードキーの校正紙に記載される内容

各案件には、工場から固有のジョブ番号付きの校正紙が届きます。カードの表と裏を原寸で示し、その横に仕様表が並びます。この仕様表は多くの方が読み飛ばす部分ですが、誤りがあると刷り直しの原因になるのもこの部分です。

項目確定する内容代表的な値
フォーマットカードのサイズと厚さCR80、85.6 x 54 mm、0.76 mm PVCまたは1.8 mm木製
素材カード本体PVC、再生PVC、PPH BioBoard、サペリ、チェリー、ウォールナット
チップロックシステムとの互換性お使いのロックシステムに合う13.56 MHzチップ、現行カードから確認
箔押し箔の色と位置ゴールド、シルバー、ホログラム、またはなし
UVインク厚盛りスポットニス(盛り上げ加工)あり・なし、ニス層を表示
レーザー刻印木材に焼き付けるロゴと文字ベクターデータのみ
表裏の色各面に印刷する内容CMYK、Pantone、白下地、無地
数量価格の算出根拠となるロット500〜50,000枚

承認済みの校正紙でこれらのいずれかが誤っていた場合、工場は承認どおりに製造したことになります。だからこそ、デザインを見るだけでなく、仕様表を読んでいただくようお願いしています。

平面のPDFだけでは不十分な理由

校正紙は正確ですが、平面です。そこでは判断しにくい点が四つあり、当社に寄せられる修正依頼で最も多いのもこの四点です。

  • 裏面の向き。カードは長辺を軸に裏返されるため、PDFでは正しく見える裏面デザインが、ゲストがカードを裏返したときに上下逆になることがあります。3D校正ではご自身で裏返して確認できます。
  • チップ上のロゴ。チップモジュールとアンテナは、カード内部の決まった位置にあります。木製カードでは、刻印がチップの収納部にかからないようにする必要があります。X線表示で、チップの位置が分かります。
  • 光の下での箔とUV。暗い背景のゴールド箔と盛り上がったUVニスは、光の当たり方が変わって初めて正しく見えます。平面のPDFでは、金色の形が見えるだけです。
  • 木材への刻印。お客様はレーザー刻印に印刷のような鮮明さを期待されがちです。3Dモデルは刻印を木目に焼き付けた跡として表示し、これが完成したカードの実際の見え方です。
3D校正ビューアで回転させ、木目に入った刻印を示すサペリ材ホテルカードキー

カードを回転させると、木目に沿った刻印の状態と、側面の厚さが確認できます。

3D校正の作り方

3D校正は手作業で作成するものではありません。工場の校正紙を、カードや包装のサプライヤー向けの印刷物を3Dで校正するためのツールであるProofSceneにアップロードします。ProofSceneはPDFからデザイン、抜き型線、仕様表を読み取り、実際のサイズ、素材、厚さでカードを構築し、箔、ニス、刻印の各レイヤーを配置します。解析には5〜30秒かかります。当社がレンダリングをPDFと照合したうえで、printplast.proofscene.comに専用リンクとして公開し、パスワードを校正紙と一緒にお送りします。

ここで重要な点が二つあります。リンクは校正紙から生成されるため、両者が食い違うことはありません。そして、承認書類はあくまで校正紙です。ビューアのフッターにもその旨を明記しており、当社もこれを守ります。3Dモデルは判断を助けるもので、承認の対象はPDFです。

ドアハンガーや一部の変形製品は、引き続きPDFのみでお送りします。3Dエンジンが平らなカード、フォブ、スリーブを元にする必要があるためです。標準のCR80カード、キーフォブ、木製カード、PPH BioBoardカード、カードスリーブについては、お送りするすべての校正に3Dリンクが含まれます。

承認前に確認すべき点

  1. 3Dリンクを開き、カードを裏返します。裏面が正しい向きで読めることを確認します。
  2. X線表示に切り替え、刻印や重要な文字がチップの位置に重なっていないことを確認します。
  3. 仕様表を一行ずつ読みます。素材、厚さ、チップ、数量がご注文と一致している必要があります。
  4. カード上の名称、部屋番号欄、電話番号やURLに誤字がないか確認します。3Dモデルはこれらを検出しません。
  5. 校正メールに返信し、承認またはご希望の変更をお知らせください。変更があれば、次の改訂番号で新しい校正紙と新しい3Dリンクを作成します。

承認をいただいた時点で、案件は生産予定に組み込まれます。校正紙番号はそのまま案件に付随するため、お受け取りになるカードを、承認いただいた書類と正確に照合できます。

よくある質問

3D校正の色は実物と完全に一致しますか?

いいえ。画面上でレンダリングされるため、色はあくまで近似で、モニターで見るPDFと同じです。工場が合わせるのは仕様表のPantone番号です。重要なブランドカラーについては、大量生産の前に印刷サンプルをお勧めします。

承認するのは3D校正ですか、PDFですか?

PDFの校正紙です。3Dリンクは校正紙から生成され、確認に役立ちますが、書面による承認は校正紙番号を対象とします。

3Dリンクを社内チームやブランドエージェンシーと共有できますか?

はい。リンクとパスワードは転送していただけます。リンクは、案件が承認されアーカイブされるまで公開されたままです。

3D校正の対象となる製品は?

PVC、再生PVC、PPH BioBoard、木製のCR80カード、キーフォブ、カードスリーブです。ドアハンガーや変形製品はPDFのみで校正します。

校正を始めるには、どのファイルが必要ですか?

AI、EPS、PDF、SVG形式のベクターデータと、チップを確認するためのロックシステム名または現行カードキーの写真です。JPGやPNGのロゴは最初のモックアップには十分ですが、校正には使えません。

デザインデータからお始めください

ロゴとロックシステムをお送りいただければ、生産に入る前に校正紙と3Dリンクをお届けします。